結論:『ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター』は、見た目だけでなくスキル・戦闘・ローチ・画面の作り・設定まで手が入った大型の作り直しです。旧版と同じセーブ・同じ場所で撮って並べると、景色は「劣化」どころか大きく良くなっています。
- 旧セーブ:そのまま続きから遊べる。ただしスキルポイントと設定は全部リセットされ、無料で振り直せる
- スキル:4系統の段解放から、手前のスキルを取ると先が開く「ツリー」形式に。各スキルは3段階まで強化
- 戦闘:新しい戦闘カメラで囲まれても周りが見やすい。回避ボタン長押しで戦闘から離脱できる
- 見た目変更:「鍛え直し」で性能はそのまま見た目だけ変えられる(防具=ヨアンナ、武器=ハットリ)
- 最初にオンにしたい設定:「アクセシビリティ」の「小舟の速度上昇」「アイテムの耐久力の無限化」「ウィッチャーの感覚切り替え」
- 費用:同じ機種なら無料。日本ではPS4版→PS5版、Switch版→Switch 2版が100円
2026年9月29日の配信後に、旧版とリマスターを実機で撮り比べて確認した内容です
2026年9月29日に配信された『ウィッチャー3』のリマスター。配信前に公式が出した比較映像には「劣化してない?」「霧が消えた」「火が水に映っていない」という声が集まりました。
この記事では、ぱずうが公式に告知された変更点80以上を実機で確かめ、旧版と同じ場所で撮って並べた結果から、何が変わったのかを項目ごとにまとめます。旧セーブで戻ってくる人も、リマスターから始める人も、気になる項目から読んでください。
旧版とリマスターを並べた映像は、こちらの動画で見られます。
※動画内の「ローチの全力疾走と駆け足が、長押しではなく押すだけになった」は、公式のパッチノートに記載が無いため、この記事では外しています。
旧版とリマスターの違い早見表
| 項目 | 旧版 | リマスター |
|---|---|---|
| スキルの解放 | 戦闘・印・錬金術・一般の4系統。系統に入れたポイント数で下の段が開く | ツリー形式。手前のスキルを取っていると先が開く。各スキル3段階 |
| スキルの振り直し | 商人から「浄化の霊薬」を買う | 旧セーブを読み込むと全リセット。無料で振り直せる |
| 戦闘カメラ | 囲まれると画面の外から斬られやすい | 敵の動きに合わせて調整され、周りの敵が見やすい |
| 戦闘からの離脱 | — | 回避ボタン長押しでロックオン解除→そのまま全力疾走 |
| 装備の見た目 | 『血塗られた美酒』の染料で色を変える程度 | 「鍛え直し」で別の装備の見た目に変えられる |
| ローチ | アイテムを拾うたびに降りる | 乗ったまま拾える |
| 瞑想 | メニュー画面のまま時間が進む | その場で空が流れるタイムラプス |
| アイテムを拾う | 重なった死体は1体ずつ画面を開く | 近くの複数をまとめて1画面で拾える(設定でオン) |
| ウィッチャーの感覚 | ボタンを押している間だけ | オン/オフの切り替えも選べる(設定でオン) |
| MOD | ゲーム内に導入の機能なし | メインメニューの「MOD」から入れられる。家庭用機も対応 |
| フォトモード | — | キャラクターを複数配置、ポーズ・表情・視線、ライト、天気・時間帯まで変更 |
旧セーブを読み込むとスキルと設定がリセットされる
旧版のセーブは、そのままリマスターで続きから遊べます。ただし読み込んだ瞬間に、振っていたスキルポイントが全部リセットされます。読み込むと「新しいアビリティシステムにようこそ!」というお知らせが出て、戻ってきたポイントはキャラクター画面で自分で割り振り直す形です。レベル56のセーブでは、55ポイントが戻ってきました。

旧版で振り直すには商人から「浄化の霊薬」を買う必要がありましたが、今回は無料で全部やり直せます。
リセットされるのはスキルだけではありません。ゲームの設定もリセットされるので、画質や操作の設定を変えていた人は、最初に設定を見直してください。
今のビルドのまま旧版で遊びたい場合
PCのSteam版とGOG版は、公式サポートが以前のバージョンに戻す手順を案内しています。
| 機種・ストア | 旧版に戻す方法 |
|---|---|
| Steam | ライブラリで右クリック→プロパティ→ベータ→「CLASSIC」を選ぶ |
| GOG Galaxy | インストールの管理→設定→ベータチャンネル→「Classic」を選ぶ |
| Epic Games Store | 戻せない |
| 家庭用機 | 戻す方法は案内されていない |
戻す前に、セーブデータのフォルダを丸ごと別の場所へ複製しておくのがおすすめです。
スキルは「ツリー」形式に作り直された
旧版のスキルは戦闘・印・錬金術・一般の4つの系統に分かれていて、ある系統にポイントを何点入れたかで下の段が解放される仕組みでした。
リマスターでは名前のとおり、木の枝のようにスキルがつながっています。下のスキルを取る条件は、ポイントの数ではなく、その手前のスキルを取っていること。各スキルは3段階まで強化できます。

- スキルの数値・効果・組み合わせたときの相性を調整
- 効果が名前から分かりやすくなるよう、一部のスキルは名前が変わった
- スキルを使ったときのエフェクトが新しくなった
前の周回の感覚で「あのスキルはこの辺にあったはず」と探しても、同じ場所には無いかもしれません。リマスターで遊ぶなら、ツリーを一度上から全部読んでから振るのがおすすめです。
戦闘:新しいカメラ・離脱・フィニッシュ・怪物・印
囲まれても見やすい戦闘カメラ
旧版でストレスだったのが、囲まれたときのカメラです。正面の敵と戦っている間に、画面の外から後ろを斬られることがよくありました。リマスターには新しい戦闘カメラが入り、敵の動きに合わせてカメラが調整されて、周りの敵がどこにいるのか見えやすくなっています。

昔の操作感が好きな人は、「設定」→「ゲームプレイ」で戻せます。「探索中のカメラ距離」は「クロース」「オリジナル」「モダン」から、「戦闘スタイル」は「モダン」「スタンダード」から選べます。
回避ボタン長押しで戦闘から離脱
回避ボタンを長押しするとロックオンが外れ、そのまま全力疾走で離れられるようになりました。勝てない相手から逃げるときや、群れの外に出たいときに使えます。
| 機種 | 操作 |
|---|---|
| PC | Alt長押し→左Shift |
| PlayStation | 〇長押し→× |
| Xbox | B長押し→A |
ロックオンの切り替えは、カメラを振ったときに次の敵へ素直に移るよう改善され、敵との間合いを詰める動きも滑らかになっています。
フィニッシュ・怪物の動き・印のエフェクト
- フィニッシュ:新しいアクションが追加。「設定」→「ゲームプレイ」の「自動フィニッシュ」で自動発動も選べる
- 怪物:ボス以外の怪物の攻撃パターン・反撃・動き・飛び方・状態異常のかかり方まで改善。ぱずうが戦ってみた印象では、攻撃の頻度は抑えられた一方、回避は難しくなった
- 印:アード・イグニ・イャーデン・クエン・アクスィーの5つとも、強化後の印も含めてエフェクトが新しくなった
見た目だけ変える「鍛え直し」はヨアンナとハットリ
新しく入った「鍛え直し」は、装備の性能はそのままに、見た目だけ別の装備に変えられる機能です。性能は最強だけど見た目が好みではない鎧を、気に入っている流派装備の見た目にする、といった使い方ができます。
頼めるのは名匠のヨアンナとハットリの2人だけで、受け持ちが分かれています。

| 名匠 | 変えられるもの | 場所 | 出会うクエスト | 費用の例 |
|---|---|---|---|---|
| ヨアンナ | 防具 | ヴェレン・クロウパーチ(血まみれ男爵の砦) | 「鎧の名匠」 | 鎧と靴の2点で213クラウン |
| ハットリ | 武器 | ノヴィグラド | 「剣と団子」 | 剣1本で144クラウン |

- 鎧も剣も変えたいなら、ヴェレンとノヴィグラドの両方に通うことになる
- ヨアンナは、クエストの選び方によってはヴェレンを去ってしまうので、これから始める人は注意
- 使える見た目は、その装備や設計図を所持品に加えると解除される。未解除の見た目には鍵のマークが付く
- 『血塗られた美酒』の染料で付けた色は、鍛え直したあとの装備にも引き継がれる
グラフィックは劣化した?同じ場所で比べた結果
公式の比較映像で「劣化した」と言われたのは、霧と、水面に映る火でした。公式はあの映像に「開発中の映像で、最終版ではない」と注記を付けています。
製品版を同じセーブ・同じ湿原で並べると、霧の出方は確かに旧版と違って見えます。ただ、撮ったときの天気が旧版は曇り、リマスターは明るい空だったため、天気の差もあり、霧が薄くなったとまでは言い切れません。そのうえで景色全体を見ると、ぱずうの結論は「11年前のゲームをここまで引き上げてくれたなら十分すぎる」です。

- 草木のライティングと陰影、地面と素材の描き方を改善。光の入り方から全体の色味まで作り直されている
- テクスチャとモデルの一部は、ファン製MOD「The Witcher 3 HD Reworked Project」の素材をもとに作り直された
- 探索中のカメラの視野が広くなった
- サブサーフェス・スキャタリング(光が肌の中で散る表現)を更新し、より自然な肌になったとされている
ローチとゲラルトの移動
- 乗ったままアイテムを拾える:道ばたの薬草を拾うたびに降りて、拾って、また乗る手間が無くなった
- 乗り降り、全力疾走と駆け足の動きを改善
- 乗っているときに木や障害物をよける動きを更新
- 「設定」→「操作関連」に「馬の操作の入力感度」のスライダーが追加
- 段差をよじ登る・はしごを昇り降りする・障害物を乗り越える動きと速さを改善
- ジャンプの動きを調整。ただしパッチノートに距離や高さは変わらないとあるので、届かなかった場所に届くようにはなっていない
- 何もしていないときの新しい待機の動きを追加
瞑想・地図・アイテムを拾う手間の改善
- 瞑想:旧版はメニュー画面のまま時間が進んだが、リマスターではその場で空が流れるタイムラプスになった
- 地図:追いかけるクエストを切り替えやすくなり、追いかけていないクエストには専用の印が付く。置ける目印の数が増え、新しい目印も追加
- クエスト通知:更新の知らせが1つにまとめて表示される
- まとめて拾う:近くの複数のアイテムを1つの画面で拾える。初期設定ではオフなので、「設定」→「ゲームプレイ」の「アイテムをまとめて取得」をオンにする
- 入手アイテムの表示:画面の左に最近手に入れたアイテムが流れる。いらなければ「ゲームプレイ」で消せる
- アイテムを拾う画面に説明の文が付いた

起動したら最初にオンにしたい設定
旧セーブで戻った人は設定がリセットされているので、まず全部見直してください。「HUD設定」は「インターフェース」という名前に変わっています。
そのうえでぱずうがおすすめする3つは、どれも新しくできた「設定」→「アクセシビリティ」にあります。これまであちこちにあった遊びやすさの設定が、ここにまとまりました。

| 設定 | 変わること |
|---|---|
| 小舟の速度上昇 | 小舟が速くなり、スケリッジの島から島へ、ヴェレンの川沿いへの移動が短くなる |
| アイテムの耐久力の無限化 | 武器や防具がすり減らず、修理に通う必要がなくなる |
| ウィッチャーの感覚切り替え | 押している間だけでなく、オン/オフで切り替えられる。足跡を追うクエストでボタンを押さえ続けなくてよい |
ほかにも「体力自然回復のブースト」「無限息止め」「小舟の耐久力の無限化」「アイテム重量の無視」「死体からアイテムを自動入手」、ミニマップから薬草や死体のアイコンを消す設定などがあります。
これらをまとめた「吟遊詩人のバラッド」というプリセットもあり、難易度「ストーリー」でニューゲームを始めるとき、またはゲームの途中で有効にできます。重量オーバーで走れない、小舟が壊れて泳いで戻る、といった手間に疲れて昔やめた人は、これをオンにして物語を楽しむ遊び方ができます。
フォトモードとMOD
フォトモードは、ほぼ別物になりました。
- キャラクターを何人も置けて、ゲラルトたちのポーズ・表情・視線まで変えられる
- ライトを置いて、明るさ・色・角度を調整できる
- 天気と時間帯の変更、一人称のカメラ、周りの人を消す、小道具を置く、映画のような黒帯
MODは、メインメニューに「MOD」の項目ができ、mod.ioと連携してゲームの中から入れられるようになりました。PCだけでなく家庭用機でも使えます。9月18日のCDPR JAPAN公式配信(東京ゲームショウ)では、家庭用は一定の審査を通ったMODが入れられると説明され、例として本編に無いボートレースのMODや、ゲラルトにフードをかぶせるMODが紹介されていました。
細かな改善点と対応機種
グラフィックの中身は、光と影の描き方がほぼ全部作り直されています。主な項目は次のとおりです。
| 対象 | 主な変更 |
|---|---|
| 全機種共通 | シェーディング、トーンマッピング、GTAO、レイトレーシングによるローカルシャドウ、反射と影、IBL、ブルーム、モーションブラー、HDR調整の追加オプション |
| PC | DirectX 12・マルチスレッド、パストレーシング、DLSS 4.5とRay Reconstruction、FSR 4(RX 7000シリーズ以降。非対応のGPUはFSR 2)、XeSS 2.0、HairWorksのレイトレーシング対応、DualSenseのハプティクス |
| PS5 Pro | PSSR、VRR、フレームレート上限の解除 |
| Xbox | Xbox Play Anywhere に対応 |
| Switch 2 | 携帯モード、Proコントローラー、2本持ち(モーション操作を含む)、マウスセンサー、ジャイロ、タッチ操作 |
| その他 | 不具合修正5件、ウクライナ語(テキスト)の追加 |
PCは動作環境が変わっているので、遊ぶ前に公式サイトの表を確認してください。
2022年の次世代アップデートとの違い
2022年12月の次世代アップデートは、レイトレーシングや高解像度のテクスチャといった見た目の強化が中心でした。今回のリマスターは見た目に加えて、スキル・戦闘・馬・画面の作り・アクセシビリティ・MODと、遊び方そのものに手が入っています。
アップグレードの費用
過去にウィッチャー3をどれか1つでも買っていれば、同じ機種のリマスターには無料でアップグレードできます。パッケージ版もダウンロード版も対象です。拡張の『無情なる心』と『血塗られた美酒』も、本編を持っていれば無料で遊べます。機種をまたぐ場合、日本ではPS4版→PS5版、Switch版→Switch 2版がそれぞれ100円と案内されています。配信日・機種ごとの受け取り方はウィッチャー3 リマスターまとめにまとめています。
よくある質問
Q. 旧版のセーブはリマスターで使える?
使えます。ただし読み込むとスキルポイントと設定がリセットされます。戻ってきたポイントはキャラクター画面で無料で振り直せます。
Q. リマスターから旧版に戻せる?
PCのSteam版とGOG版は、ベータの欄で「CLASSIC」(GOGは「Classic」)を選ぶと戻せると公式サポートが案内しています。Epic版は戻せず、家庭用機は戻す方法が案内されていません。戻す前にセーブデータのフォルダを複製しておくと安心です。
Q. グラフィックは劣化した?
同じ場所で並べると、霧の出方は旧版と違って見えます。一方で草木のライティング、地面と素材、肌の表現、全体の色味まで作り直されていて、景色全体では大きく良くなっています。配信前の比較映像は、公式が「開発中の映像で、最終版ではない」と注記していたものです。
Q. 装備の見た目変更(トランスモグ)はどこでできる?
「鍛え直し」という名前で、防具はヴェレンのクロウパーチにいるヨアンナ(クエスト「鎧の名匠」)、武器はノヴィグラドのハットリ(クエスト「剣と団子」)に頼みます。費用は1点ごとに数十〜数百クラウンです。
Q. アイテムをまとめて拾えないのはなぜ?
初期設定ではオフになっているためです。「設定」→「ゲームプレイ」の「アイテムをまとめて取得」をオンにしてください。倒した敵からアイテムを自動で拾いたい場合は、「アクセシビリティ」の「死体からアイテムを自動入手」もあります。
Q. 家庭用機でもMODは使える?
使えます。メインメニューの「MOD」から、mod.ioと連携して入れます。公式配信では、家庭用は一定の審査を通ったMODが入れられると説明されていました。
それでは解説はここまでになります。
最後までご覧頂きありがとうございます!
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当記事は非公式のファン作品であり、CD PROJEKT REDによって承認されたものではありません。「The Witcher」「ウィッチャー」はCD PROJEKT S.A.の登録商標です。©CD PROJEKT S.A. All rights reserved. 本記事の情報は2026年9月29日配信のリマスター(公式パッチノート・実機での確認)にもとづきます。今後のアップデートで仕様が変わる場合があります。
記事更新履歴
- 2026年10月:リマスター配信後の実機での確認をもとに新規作成
サイバーパンク2077・エッジランナーズ・ウィッチャーを動画で深掘り解説。登録者1.7万人。 応援いただけると更新の励みになります。
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