google.com, pub-2473251749607680, DIRECT, f08c47fec0942fa0 クロノクロス キッド完全解説 - ゲーム攻略・解説 ぱずうブログ

クロノクロス キッド完全解説

クロノトリガー
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A.C2300年

時を喰らうものによって未来が滅ぼされることを知った賢者ガッシュは時を喰らうものを浄化させて歴史を救うプロジェクトを発案します

その名もプロジェクト・キッド

こんにちはクロエです

今回はクロノクロスリマスター版でヒロインとしての魅力がアップしたキッドについて解説していきます

彼女はクロノクロスでストーリーを理解するには避けて通れないキャラながらも

キッドって結局なにものだったの?と思っている方も多いのではないでしょうか

今回はそんなキッドの全貌について世界一わかりやすく解説していきますので

ぜひ最後までご覧ください

また今回解説するクロノシリーズのストーリーやキャラに関しては過去に動画を投稿しておりますので

まだ見ていない方はそちらもご覧ください

それではまずクロノクロス内でのキッドの軌跡を振り返っていきましょう

彼女はラジカルドリーマーズと呼ばれる盗賊団に所属しており本作の舞台となる

エルニド諸島では恐れられている存在ながらも、

アナザーワールドの風鳴きの岬でセルジュがカーシュたちに連れ去られそうになっているのを見過ごせず『旅の娘』として助太刀に入り初登場する事になります

その後、行き場を失ったセルジュの道しるべとなり、共に大都市テルミナを目指すことに。

潜入した蛇骨館ではヤマネコ相手に劣勢を強いられ、すかさずリデルを人質に取り蛇骨大佐から取引を持ち掛けられるが、キッドは「信用できない」としてこれを拒否。

直後、ヤマネコはリデルを無視して攻撃を敢行。

咄嗟にリデルを突き飛ばしたキッドは深手を負ってしまいそのまま崖から落下

偶然コルチャに助けられガルドープのドクの下で目覚めますが

ヤマネコが投げた刃にヒドラの毒が塗りつけてあり

体内に入れば2,3日で命を落とすという絶体絶命の状態に陥ります

中和するにはヒドラの一部から薬を作るしかありませんでしたが

今のエルニドでは乱獲が進んだことでヒドラは絶滅も同然の状態でした

しかし、セルジュがHomeWorldから持ってきたヒドラの体液で中和剤作り

キッドは一命をとりとめます。

選択肢次第ではキッドを見捨てることができ、

その場合はイシトによって助けられる事になります

その後ヤマネコを追い古龍の砦に向かったキッドは

セルジュとヤマネコの精神が入れ替わった際に、ダークセルジュによって

ナイフで刺されてしまい重傷を負います

後にカーシュの回想で、キッドが持つペンダントの効果により

ダークセルジュ諸共過去の時間へ飛ばされたことが判明します

その後ヤマネコ編のセルジュがカーシュ達が和解する所まで登場することは無く

突如ダークセルジュと共に隠者の小屋を襲撃します

セルジュが入れ替わっているのを知った上で「ルッカの仇」と刃を向け斬り付けますが

戦いにはならずファルガの救援で逃げられてしまい

以降ダークセルジュとの決着まで登場しなくなります

ヤマネコとセルジュたちが激突する際には、ダークセルジュによって眠りにつかされていますがセルジュたちがフェイトを倒したことで目を覚ますと、

凍てついた炎を用いて龍神たちの封印を解き、再び昏睡状態になってしまいます

これにより龍神の復讐が始まることとなったのです

そしてキッドの精神は過去の悪夢に捕らえられてしまいますが

セルジュの手によって救出され、仲間として彼のもとへと戻り

共に時を食らうものに取り込まれたサラを助け出す方法を模索する事になります

ここまでが彼女の作中のざっくりとした登場シーンになりますが

これほどまでにストーリーに深くかかわりながらも

本作のシステム上彼女を一度も仲間にせずにクリアする事も可能で

毒に侵されたりナイフで刺されたり悪夢に囚われたりと踏んだり蹴ったりな

不遇のキャラとも言えるでしょう

そんな不遇のヒロインキッドは

一体なにがしたかったのか

結局敵なのか味方なのか

その正体は何者なのか

詳しく解説していきましょう

彼女は男勝りな性格で行動にも信念がありそうな雰囲気をしていますが

「作中では不可解な行動が多い」と思った方も多いかと思います

キッドの行動の根幹になっているのは彼女の育ての親であり姉という存在であるルッカ

前作クロノトリガーのエンディングでルッカが森の中で見つけたペンダントをつけた赤子がキッドであり

ルッカハウスと呼ばれる孤児院にて育てられることになります

平穏な日々を過ごすキッドでしたが11歳の時にヤマネコとツクヨミの襲撃によって孤児院は燃やされ

ルッカは連れ去られてしまいます

このことからヤマネコに強い復讐心を燃やしておりルッカの仇をとる事を目的としていますが

未来から来たセルジュによって命を助けられた後、盗賊団ラジカルドリーマーズを名乗り盗賊として活動し

各地を転々としルッカを蘇生する方法を探しエルニドに辿り着き

風鳴きの岬でセルジュと再会することになります

キッドはセルジュにルッカハウスで助けてもらった事を覚えており

さらには10年前にセルジュが溺れていた時に助けたのが「時を駆けた未来のキッド」であることから

くしくも セルジュは海の中、キッドは炎の中から助け出されるという 

   並々ならぬ関係性をうかがわせます

こういったことから作中では多かれ少なかれキッドがセルジュに好意を抱いているという様子が垣間見えます

ちなみにキッドが所属している盗賊団は「ラジカルドリーマーズ盗めない宝石」というクロノクロスの原型となった作品が存在しておりセルジュとギルという3人組で活動しており、その作品内ではセルジュがキッドに好意を抱いている描写もあり、別作品ではあるものの実は主人公とヒロインが相思相愛という王道RPGな一面も存在しています

さて、彼女の行動の根幹はルッカの仇ということは理解していただけたと思いますが

こういった信念や関係性があるのにも関わらずキッドは不可解な行動が多く

その中で一番印象的なものはヤマネコの姿をしたセルジュを

精神が入れ替わったことを理解していながらルッカの仇として命を奪おうとする一幕でしょう

これに関しては作中には一切説明はありませんが

「生への執着がなく献身的で、無に帰したいという強い衝動」を持つ「もう一人の人格」が存在している

というのが理由とされています

これはキッド本人も存在に気づいていませんが、原因は元々この様な側面を抱えていたか

あるいは「もうひとりの人格」が自分とは異なる道を歩みたいとキッド自身が生み出したかも知れない

とされています。

そして物語中盤から終盤にかけてセルジュに刃を向けてくるのは「もうひとりの人格」であることが

ツクヨミによって示唆されていますが、彼女が多重人格になった経緯や

入れ替わった理由などは明かされていません

しかしダークセルジュに付き従い彼と共に行動する中でセルジュとヤマネコが入れ替わっていることを理解しながらも最終的には「ヤマネコ」という存在がいなくなれば良いという態度になっていますが

これに関しては「ヤマネコ」という器が無くなれば未来からきた「ヤマネコ」自体がいなく無くなる

つまりルッカの元にヤマネコは現れなくなるという考えからではないかと個人的には思うんですが

みなさんの意見もぜひコメントで教えてくださいね

こうした彼女の不可解な行動の真相は「多重人格」と「ヤマネコ」に対する純粋なまでな復讐心が理由と言えるでしょう

ここまででキッド自身の目的がご理解いただけた所でもうひとつの謎である

「結局キッドは何者なのか」

ということについてお話していきましょう

彼女の正体を紐解くにあたって重要な「プロジェクトキッド」に関してまず紐解いていきますが

このプロジェクトキッドとは一言で表すと賢者ガッシュが発案した時間制御プロジェクト

前作クロノトリガーで歴史が変わった西暦2300年のガッシュはやがて時を食らうものによって未来が滅ぼされることを知ります

それを防ぐため、ガッシュは歴史に干渉し時を喰らうものを浄化できる調停者のセルジュの運命をわずかながら意図的に操ります

そして最終的に時を喰らうものを浄化したのちに、時を掛けたキッドが海で溺れていたセルジュを救うというのがプロジェクトキッドの全貌になります

ではなぜこの役割がキッドでなければならなかったのか

その理由の一つが彼女が星色のお守り袋とペンダントを所持していること

この星色のお守り袋の中身はルッカ作ったとされる「時のたまご」の試作品と

助けに来た未来のセルジュが落としたとされる木彫りのペンダントが入っています

そして この時のたまごに加えて生まれた時から持っているペンダントの2つを持っている事により

時間に働きかける作用を持つことから、

セルジュに接触して 時を喰らうものを浄化する可能性のある並行世界へ干渉可能なキッドにしかこの役割が果たせなかったということになります

また時間に干渉する力を持ち合わせているため、キッド自身が危機にさらされると「時間を巻き戻す力」が発動し記憶を失うもののキズの無い状態で別の場所へ移動し命を守ってくれる働きもあります

しかし本人はこの力の存在を知らない為、大怪我しそうになった時、気が付いたら知らない場所にいる」という不思議な現象が起こっているという認識しかないようです

さてそれではなぜ彼女は生まれた時からこのペンダントを持っていたのか

その謎に迫っていきましょう

このペンダントの名前は「サラのペンダント」

このサラとは前作クロノトリガーに登場した魔法王国ジールの王女サラのことですが

キッドは作中でグランとリオンからは「お姫様」と呼ばれたり、時折見せる自己犠牲的な部分など、前作でのサラを思わせるシーンも存在しています

この事から「キッド=サラ」という可能性が出てきますが

サラはラヴォスの出現により古代王国ジールが滅亡する中、

発生した次元の渦に巻き込まれており

キッドの存在する現代にはサラが存在するはずがありません

しかし元々はサラが所持しているペンダントであり、その力をもってすれば時間干渉も可能であることは用意に想像がつきます

実はサラが次元の渦に巻き込まれた際にヒョウ鬼に襲われて毒に苦しんでいた幼いセルジュの泣き声を聞きます

その声に導かれたサラはこの時代に接触しセルジュを助けます

そして時を喰らうものに取り込まれてしまいますが

この時に自己犠牲的なサラは時喰いに滅ぼされる未来を招いた「自らの消滅」を願っています

その際にこんな自分とは違った人生を歩んで欲しいとの願いを込めて自らの分身として「キッド」を誕生させたのではないかと、クロノクロスで登場するルッカが明かしています

また、真エンディングで判明するキッドのフルネームは「サラ・キッド・ジール

これはキッドの日記帳に記された名であり、OPとEDの語り部が彼女であることと、キッドがサラの分身である事を示唆しています

これらことからキッドの正体はほぼ間違いなくサラの分身

もしくはパラレルワールドのサラということが分かります

そのため、作中でもキッドを加えた状態でラストダンジョンをクリアすると

時を喰らうものの倒し方を知っていたりすることや

もうひとつの人格である「生への執着が無く無に帰したい強い衝動」がサラの記憶や精神であることと仮定すれば全てつじつまがあいます

またファンの間では有名な話ですがキッドの設定は同じスクエアから発売された名作

ゼノギアスの設定からオマージュされており主人公である「ウォン・フェイ・フォン」や

ヒロインの「エレハイム・ヴァン・ホーテン」

主人公フェイの第二人格である「イド」がそれに当たるといわれており

これを知りながらプレイするとニヤリとしてしまうポイントがいくつもあったかと思います

古龍の砦でダークセルジュが放つ

「さあ、愛に血を流させてやろう!

地獄の海のように、紅く……深く……!」

なんかはもう震えました

さて、今回解説したキッドに関しては作中ではあまり詳しく語られていない部分も多く

ストーリー自体もクロノクロスは非常に難解なものになっており

本作は理解出来なければつじつまの合わないまま終わる謎のゲームですが

理解出来た瞬間から、緻密に作り込まれた超大作へと変貌を遂げます

この記事で少しでもクロノクロスの魅力に気づいていただければ嬉しいです

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